抗がん剤ベルケイドを共同販促へ―ヤンセンと武田薬品(医療介護CBニュース)
米ジョンソン・エンド・ジョンソン(J&J)の医療用医薬品日本法人のヤンセンファーマはこのほど、武田薬品工業と多発性骨髄腫治療薬ベルケイドについて、日本国内での共同販売促進に関する契約を締結したと発表した。今年7-9月以降をめどに、両社で医療機関への情報提供活動を実施していく方針で、武田薬品は売り上げに対する一定の対価をヤンセンから受け取ることになる。
ヤンセンによると、多発性骨髄腫は血液がんの一つで、発症すると免疫力が低下して感染症を誘発したり、腎障害を来したりする。治癒は見込めず、初診時からの生存期間は平均で約3.3年と予後が悪いことも特徴だ。現在、日本における患者数は約1万5000人で、毎年新たに5000人が罹患しているという。
ベルケイドは、武田薬品が2008年5月に買収した子会社の米ミレニアム社が創製した薬剤で、日本ではヤンセンが「再発または難治性の多発性骨髄腫」の治療薬として06年12月から発売している。
武田薬品によると、プロテアソーム阻害薬としては世界で上市されている唯一の薬剤。細胞内で不要になったたんぱく質を分解し、古くなった細胞が新しい細胞に置き換わる細胞周期の過程で重要な働きをするプロテアソームを阻害して、細胞周期調節不全によるがん細胞のアポトーシス(細胞自滅)を誘導する。ベルケイドの販売権は、米国ではミレニアム社が、欧州やその他の地域ではJ&Jが持っており、売上高は米国で462億円(昨年度)、その他の地域で約870億円(昨年)。
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